経常取引

経常取引とは?

経常取引と言う言葉をご存知でしょうか。

FXをしていてもあまり馴染みの無い言葉かもしれませんが、
知っておいて損は無いでしょう。

日本の企業が国内で生産し、海外へ輸出したものは基本的に
外貨で代金を受け取ります。

その代金を、外貨のままで持っていると、日本国内では使え
ません。

そこで、外貨を日本円に交換する必要が出てきます。

こうした、実際の物の動きが原因になる為替取引の事を
「貿易取引」
と言います。

また、輸出するのは、形のある物だけではありません。
保険や運輸のように、サービスの輸出というのもあります。

この、物の輸出とサービスの輸出をあわせて
「経常取引」
といいます。

こうした経常取引の一番のポイント、それは、
「売り切り」「買いきり」
の取引で、反対売買が行われないという点です。
少しわかりにくいので解説をします。

例えば、FXのように投資目的で為替取引を行う場合は、
円を売ってドルを買うと、その後に必ず反対の取引
(ドルを売って円を買い戻す)という取引が発生します。
(買ったきりで売らなければ、いつまでも利益が確定できませんから)

これはつまり、「買った物を売る」という取引であるため、
外貨の総量としては変わりません。

「売り」と「買い」が両方行われるわけですから、相場への
影響力というのは、長期的に見ると実はあまり大きくはない、
と言う事です。

しかし逆に、経常取引の場合、「ドルを売って円を買う」という
取引をすると、それっきり反対の取引はしません。

つまり、輸出の多い日本の場合、常に「ドルを売って円を買う」
という取引が、発生し続けてしまいます。

為替取引全体を見ると、「経常取引」で交換される金額の割合は
全体の数%と言われていますが、それでも市場全体に大きな影響
を与えます。

それは、「買ったきり」「売ったきり」で反対の売買が行われない
事が原因なのです。

為替の動きに大きな影響を与える「経常取引」。
常に、この国の輸出と輸入のどちらが多いのかは気にして
見ておく必要があるのです。

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